【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が来月中旬に米ワシントンを訪問し、オバマ大統領と首脳会談する計画を推進中であることを、外交筋が11日明らかにした。 韓国外交当局は米側と具体的な訪米の日程を調整中とされる。 首脳会談では韓米同盟や北朝鮮核問題のほか、朝鮮半島や北東アジア情勢について幅広く意見を交換すると予想される。 蜜月ムードの日本と米国が、中国に対するけん制で足並みを揃える中での訪米となるため、注目が集まる。 日米関係は、安倍晋三首相が日本の首相として初めて米議会上下両院合同会議で演説を行ったほか、日米防衛協力指針(ガイドライン)を改定し、環太平洋連携協定(TPP)交渉の早期妥結に向け協力することで一致するなど、同盟関係が強化されたとの評価が出ている。日米はまた、経済や安全保障で中国へのけん制を強めている。一方で、過去の侵略と植民地支配に対する謝罪や旧日本軍の慰安婦問題に言及しなかった安倍首相の米議会演説に対し、韓国や中国など近隣諸国は反発している。 このため、朴大統領が今回の訪米で示す対米外交が、今後の朝鮮半島や北東アジア情勢に影響を及ぼす可能性がある。 韓国の外交専門家は「韓国外交が失敗したとの批判が出ているが、朴大統領の訪米と韓米首脳会談は、北東アジアの平和構築における韓国の強みを示す機会になる」との見方を示した。 朴大統領は2013年5月に就任後初の外遊として米国を訪問したほか、昨年9月にも国連総会出席のため訪米した。今回、オバマ大統領との首脳会談が実現すれば4回目となる。 ikasumi@yna.co.kr
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