韓国政府は30日、安倍首相の訪米について与野党の政治家から「外交失敗だ」と指摘されていることに対して「極端な考えだ」と反論した。(写真は外交部のノ・グァンイル報道官 / 提供:news1)
韓国政府は30日、安倍首相の訪米について与野党の政治家から「外交失敗だ」と指摘されていることに対して「極端な考えだ」と反論した。(写真は外交部のノ・グァンイル報道官 / 提供:news1)
韓国政府は30日、安倍首相の訪米について与野党の政治家から「外交失敗だ」と指摘されていることに対して「極端な考えだ」と反論した。

 外交部のノ・グァンイル報道官は定例ブリーフィングで「日米関係が進展したからといって、それによって米韓関係に悪影響があるとか、韓国外交の失敗と見ることは、あまりに過度な解釈だ」としてこのように述べた。

 また「韓国の外交は我々自らの目的と目標、戦略と構想、それなりの方向性をもって着々と進めている」とし、「ことし中に朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪米も予定されており、先週の韓米原子力協定改正、新政府になって我々の条件に基づいた戦時作戦統制権の転換合意、米韓FTA(自由貿易協定)の円滑な理解、多様なグローバルイシューでの戦略的協力などで見られるように、米韓関係は包括的戦略同盟をより一層発展させている」と明かした。

 さらに「米側の人事もアメリカのアジア太平洋政策で米韓同盟が占める重要性について継続的に強調している。最近マーク・リッパート駐韓米大使は、あるマスコミのインタビューで『米韓同盟はアジア平和の反映を促進するため、アメリカがするべきことの中心にある』と発言した。米韓関係は歴代最上の状態だと評価することができる」と述べた。

 続けて韓国政府が日本との関係において歴史と安保・経済などを切り離して対応するというツー・トラック戦略を明かしていることに関して「ことし、日韓国交正常化50周年を迎え、新たな日韓関係を築いていく元年にしようという希望を持っている」と述べた。

 また「そのため、過去史の問題については我々が断固たる立場をもって対処しながらも、安保や経済、人的交流など相互の互恵的な分野においては協力を積極推進していく方針だ」とした。

 最後に「遠からず日韓国交正常化50周年を記念するために両国の記念行事が開催される予定だ。我々がこの地域においての平和と繁栄をさらに促進させるために、日中韓の三国協力を復元させるための主導的な努力もしてきている」と述べた。

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