【モスクワ聯合ニュース】ロシア大統領府は30日(現地時間)、5月9日にモスクワで開催される対ドイツ戦勝70周年記念式典に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が出席しないと明らかにした。タス通信が伝えた。 同通信によると、ペスコフ大統領報道官は同日、記者団に対し、金第1書記が同式典に出席できなくなったとの連絡が外交チャンネルを通じてあったことを明らかにした。不参加は北朝鮮の内部事情によるものという。 これまでロシア政府は金第1書記が同式典に出席するとの立場を堅持してきた。  だが一部では、最高指導者に就任後、一度も外遊を行ったことのない金第1書記が各国の首脳が集まる式典に出席することに対し難色を示す可能性があると指摘されていた。また、慣例と異なり中国ではなくロシアを先に訪問することを疑問視する声もあった。 現時点では、金第1書記がロシア訪問を取り消した正確な理由は確認されていない。  専門家はロシアと北朝鮮が首脳会談の議題の調整に失敗したか、金第1書記の警護に問題があったのではないかとの見方を示している。 yugiri@yna.co.kr
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