【上海聯合ニュース】中国・上海で29日、韓国、中国、日本による第17回3カ国環境相会合がスタートした。韓国から尹成奎(ユン・ソンギュ)環境部長官、中国から陳吉寧環境保護相、日本からは望月義夫環境相が出席し、北東アジアの環境の懸案を話し合う。 中国から閣僚が出席するのは3年ぶり。日中間で尖閣諸島問題が本格化した後、中国は2年連続で次官級を出席させていた。陳氏は今年2月末に同ポストに就任した。 3カ国の環境相は同日午後、それぞれ2国間会談を行い、今回の会議で重点的に議論する内容について調整した。30日には各国が環境政策を紹介し、全体会議を開催。その後、会議の成果と実行計画を盛り込んだ共同声明を発表する。 今回の会合では、黄砂や微小粒子状物質「PM2.5」をはじめとする大気汚染管理に向けた技術協力、遺伝資源の活用に関する名古屋議定書を履行するための協力策、気候変動への適応に関する情報共有などを主に協議する。 昨年韓国で開催された第16回会合では九つの協力分野が選定されており、これを中心に向こう5年間に推進する中期的な共同研究計画を策定することになる。韓国が重視する黄砂問題については、予報の正確性を高め、中国にある黄砂発生源の生態系を復元する方策などを話し合う。 会合期間中には、各国の青年が参加するフォーラムや、産業界関係者が環境技術や交流について意見交換するビジネスラウンドテーブルなども予定されている。 3カ国環境相会合は韓国の提案により1999年から開催されている。北東アジアの環境分野におけるハイレベル協議体で、毎年3カ国が持ち回りで開催する。 yugiri@yna.co.kr
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