【ソウル聯合ニュース】韓国海洋水産部の兪奇濬(ユ・ギジュン)長官は24日、国会農林畜産食品海洋水産委員会の全体会議で、昨年4月に沈没した旅客船セウォル号の船体引き揚げの費用について、「おおよそ1000億ウォン(約110億円)から1500億ウォンの間とみているが、気象条件がよくなかったり、別の追加要因が発生したりすれば2000億ウォンまでかかると予想する」と述べた。 セウォル号全体を安全に引き揚げることが可能かについては「危険と不確実性が残っている」としながらも、「専門家らが4~5カ月間検討を重ね、技術的に最も可能性の高い引き揚げ方法を決めた」と説明した。 また、行方不明者の遺体が流出する可能性を低くするため、切断作業なしに全体を引き揚げる方式を採択したと述べた。 引き揚げの時期については、入札で決まる引き揚げ業者が作業計画を立てるのにかかる期間などを踏まえると「9月末から10月ごろにようやく水中での作業に着手する状況になる」と説明した。 yugiri@yna.co.kr
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