【ソウル聯合ニュース】韓国の労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)が24日からストライキに突入する。韓国政府は違法ストとして厳しく対応する構えを示しており、双方の対立は避けられない見通しだ。 民主労総は先月21日から今月8日まで実施した投票で資格者65万8719人中、42万8884人が参加し、36万1743人(84.3%)の賛成でスト実施を決めた。 ストには傘下の建設労組や公共運輸労組連盟のほか、全国公務員労働組合、全国教職員労働組合などが参加する。民主労総はストに約20万人が参加すると見込んでいる。 民主労総は解雇条件の緩和などを盛り込んだ労働市場の構造改革、公務員年金改革の中止や最低賃金の1万ウォン(1107円)への引き上げなどを求めている。24日にソウル広場など、全国各地で集会を開く予定だ。 ハン・サンギュン委員長は「政府が一方的に進める政策が労使関係を破たんさせている」として、もう一つの全国組織、韓国労働組合総連盟(韓国労総)とも連帯し、政府と戦う姿勢を示した。 韓国労総は政府が労働市場の構造改革を強行する場合、5月に投票を行い、5月下旬か6月初旬にストを実施する方針だ。 これに対し、雇用労働部の李基権(イ・ギグォン)長官は「政府の法改正や制度、政策などはストの対象ではなく、ストは明白な違法」と批判した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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