【ソウル聯合ニュース】韓国と米国が22日に妥結した新たな原子力協定について、韓国の原子力専門家は実益を確保したと分析するなど、高く評価した。 韓国の代表的な原子力安全専門家の張舜興(チャン・スンフン)韓東大学長は「実益を追求し、実利的な結果を得た」として、「交渉で強調した三つのすべてを勝ち取った」と評価した。韓国が交渉で求めた三つは、使用済み核燃料を処分するための研究開発、原発燃料の安定的供給、原発輸出の拡大で、いずれも改定された協定文書に盛り込まれた。 また張氏は「乾式再処理(パイロプロセッシング)の共同研究が可能なったことを高く評価する」と強調。「パイロプロセッシングは(使用済み核燃料の)リサイクル方法の中で日本のピューレックス工程より発展した工法で、協定を通じて世界をリードすることができるようになった」と述べた。 黄柱鎬(ファン・ジュホ)慶熙大教授(原子力工学)は「(米国との)原子力技術協力が必要な時期に(協力を)拡大する道を開いたことに意義がある」と強調。「米国が他国と結んだ原子力協定の中で最も先進的なもの」と説明した。 協定が妥結した背景としては、「米国が1960年代に原子力技術を提供した国の中で原子力発電を自立化し、輸出した国は韓国が唯一」とした上で、「米国としても協定の改定をめぐり、韓国の原子力産業の発展を認めるしかなく、原子力産業の成長と規模を考えると、それに見合った協力システムを整えなければならないと判断したと思う」と分析した。 kimchiboxs@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0