韓国国防部　「北、地上軍中心の全面戦争遂行能力を強化」

韓国国防部は20日、北朝鮮が最近地上軍中心の強度の高い冬季訓練を通じて全面戦争遂行能力を強化していると明らかにした。

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　国防部はこの日臨時国会国防委員会全体会議に提出した「国防懸案報告」資料で、北朝鮮の最近の軍事状況をこのように評価した。

　特に金正恩（キム・ジョンウン）第1書記が武力デモ性訓練を直接主管したり、訓練ブームを造成しているというのが軍当局の分析だ。

　金第1書記の武力デモ性訓練を直接主管したのは昨年4回に留まったが、ことしに入ってから米国空母戦軍打撃訓練、北西島嶼（とうしょ）攻撃訓練など9回おこなわれたことがわかった。

　大規模な攻守訓練や競争評価式の砲兵実射撃訓練、機械化部隊のドーハ攻撃訓練など地上軍を投入した実践的な訓練も前年比50%増加した。

　金第1書記の対外活動で軍舞台訪問が占める比率も2013年32%からことし51%に増加した。

　金第1書記は唯一の支配体系強化と政権強固化のため、戦軍指導者の相を誇示する一方、世襲正当化のため、百頭血統（北朝鮮のロイヤルファミリーの血統）を強調しているというのが軍当局の分析だ。