在外公館長会議で演説する尹長官=30日、ソウル(聯合ニュース)
在外公館長会議で演説する尹長官=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は30日、在外公館長会議を開催した。今年の同会議は来月4日まで行われる。今回は2005年以降、別開催となっていた総領事会議と統合され、大使や総領事計183人中、175人が出席した。 尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は会議で演説し、「国益の観点から正しいと判断すれば、振り回されずに推し進めて行かねばならない」と強調した。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備や中国が主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)への参加問題で韓国政府が積極的な態度を見せなかったとの批判を意識した発言とみられる。 尹長官は「アジアとアジア太平洋地域は台頭する中国とリバランス(再均衡)政策を推進する米国の両方を受け入れられるほど広い」と説明。「われわれの戦略的な価値を通じ、米中双方からラブコールを受ける状況はジレンマではない。あえて言えば祝福になれる」との認識を示した。 また、「韓中日外相会談の再開、AIIB参加は高難度の外交力が発揮された例」とした上で、「韓日間の歴史問題を含む敏感な外交安保問題もこうした姿勢で解決していく」と述べた。また、「3カ国外相会談でモメンタム(勢い)を作り出しただけに、首脳会談の開催問題も適期に実現しなければならない」と強調した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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