【ソウル聯合ニュース】韓国とベトナムは28日、ソウルで会合を開き、昨年末に交渉が妥結した自由貿易協定(FTA)に仮署名した。韓国政府は上半期中に正式署名の手続きを終え、国会の批准を得る方針で、年内に発効する見通しだ。韓国産業通商資源部が29日、明らかにした。 韓国は発効から15年以内に金額ベースで94.7%、ベトナムは92.2%について関税を撤廃する。農家が反発するコメは交渉の対象外となり、トウガラシやタマネギ、イカなど農水産物は関税撤廃の対象から除外した。  ベトナムとのFTAは中小企業の輸出拡大につながる見通しだ。繊維や自動車部品、化粧品、家電製品など、韓国の中小企業が競争力を持つ市場が自由化される。これを受け、韓国側は東南アジア市場への進出を活発化させたい考えだ。 また、ベトナム市場で日本製品に対抗できるようになるとみられる。2009年10月にベトナムと日本の経済連携協定(EPA)が発効し、ベトナム市場で韓国製品は日本製品に比べ価格競争力が低下していた。 kimchiboxs@yna.co.kr
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