【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が南北平和統一の基盤固めに向けた北朝鮮への提案「ドレスデン構想」を発表してから28日で1年になるのを前に、韓国統一部は27日、報道官名義の論評を出し、北朝鮮に積極的に応じるよう促した。 朴大統領はドイツ・ドレスデンで昨年3月28日、人道問題の解決、南北の共同繁栄に向けた民生インフラの構築、文化交流の促進の三つを北朝鮮に提案した。だが、北朝鮮はこれに反発しており、南北対話は途絶えている。 統一部はドレスデン構想について、この20年余り韓国と北朝鮮が進めてきた交流・協力に対する省察を踏まえ、持続可能な協力の枠組みを提示したものだと説明。「北が提案する事業があればいつでも協議が可能だ」との姿勢をあらためて示した。 一方で、北朝鮮が構想の真意を誤解し、韓国の対話・協力提案に消極的な態度を見せてきたことは残念だとし、「北が応じるならドレスデン構想は南北双方にとって利益になり、住民同士の相互理解を深める土台になる」と強調した。 stomo@yna.co.kr
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