「K5」新型モデルのイメージ写真=(聯合ニュース)
「K5」新型モデルのイメージ写真=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国最大級の自動車展示会、ソウルモーターショーが来月3~12日、ソウル近郊の京畿道・一山にある国際展示場、KINTEXで開催される。一般公開に先立ち、4月2日のプレスデーではメディア関係者に展示車が公開される。 ソウルモーターショーには32社の完成車メーカーが参加し、約350台を披露する。韓国と海外のメーカーは今年韓国で販売予定の新車を披露する予定で、モーターショーは韓国市場でのシェア拡大を狙うメーカーによる「前哨戦」が繰り広げられる見通しだ。◇韓国メーカー、主力モデルの新型公開へ 業界によると、現代自動車はセダンの主力モデル「LFソナタ」のプラグインハイブリッド車(PHV)と、スポーツタイプ多目的車(SUV)「ツーソン」の最新モデルを出展する。 「ツーソン」の最新モデルは先ごろ発売され、契約台数が約6300台に達するほど人気を集めている。「LFソナタ」PHVは6月ごろ発売される予定。 また、「庶民の足」と呼ばれる中型トラック「マイティ」をフルモデルチェンジし、世界で初めて公開するほか、クロスオーバーユーティリティービークル(CUV)のコンセプトカー「エンデューロ(ENDURO)」もワールドプレミアムとして披露する。 現代傘下の起亜自動車はセダン「K5」の新型モデルをソウルと米ニューヨークで同時公開する。ソウルモーターショーと同じ日に開幕するニューヨーク国際自動車ショーでも「K5」を出展し、韓米両国の市場攻略を狙う。上半期中に販売される予定の新型「K5」は、デビューから約5年ぶりに開発された2代目モデルで、ドライバーの期待を集めている。併せて、スポーツセダンコンセプトカー「KND9」(開発名)も展示する。 ルノーサムスン自動車は燃料1リットルで100キロ以上を走行できるコンセプトカー「イオラブ(EOLAB)」をアジアで初めて披露する。昨年秋のパリーモーターショーで公開され、話題を集めたモデルで、3気筒ガソリン・エンジンと8キロワットのリチウムイオン・バッテリーを組み合わせている。1キロ当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は22グラムにすぎず、次世代エコカーと評されている。ルノーはまた、同社の全ラインアップを展示する。 双竜自動車は韓国市場で人気を集めている小型SUV「チボリ」を筆頭に、大型セダンやSUVモデルなど計21台を出展する。 韓国GMは小型車「スパーク」の次世代モデルを世界で初めて公開する。◇海外勢は高級スポーツカー中心 海外メーカーは高級スポーツカーをはじめ韓国初公開となる多様な新車をアピールし、韓国市場を攻略する構えだ。 英国の高級車ブランド、ベントレーは「コンチネンタルGT3-R」など3車種を出展する。コンチネンタルGT3-Rは世界300台の限定車で、韓国では6台しか販売されない。韓国での販売価格は3億8000万ウォン(約4080万円)。ベントレーの展示場はインターネットで予約した100組に限り入場できる。 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は小型車のベストセラーモデルで6代目となる新型「ポロ」を韓国で初めてお披露目する。 英国のジャガー・ランドローバーは「ジャガーXE」や「ジャガーFタイプ プロジェクト7」など6車種が韓国初公開となる。高級スポーツセダンのジャガーXEは7~9月中に韓国で発売される。 ドイツのポルシェは韓国初公開の「911タルガ4GTS」をはじめ、フルラインアップを展示する。同じくドイツのアウディは韓国で上半期に発売予定の「A6」のマイナーチェンジモデルや「A1」を出展する。 csi@yna.co.kr
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