韓国政府　従来の姿勢をあらためて強調＝対北ビラ問題

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は２３日、韓国団体による北朝鮮への非難ビラ散布計画について、原則的に規制することはできず、北朝鮮の挑発に対しては断固対処するとした従来の立場をあらためて示した。ビラ散布地域の住民の身辺に明白な危険が及ぶ場合は必要な措置を取る方針だ。　統一部の林丙哲（イム・ビョンチョル）報道官はこの日の定例会見で、「民間団体による対北非難ビラの散布は、国民の基本的な権利である表現の自由の範囲内で行われるもので、これを強制的に規制することはできない」と述べた。ただ、地域住民の身辺に明白な危険が発生したり、危険が生じたりする懸念がある場合は措置を取るとした。　韓国の北朝鮮脱出住民（脱北者）団体は北朝鮮による韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈から２６日で５年になるのに合わせ、ビラ散布を計画している。これに対し、北朝鮮は武力で対応すると威嚇している。 csi@yna.co.kr