交流会であいさつする岸田外相=22日、ソウル(聯合ニュース)
交流会であいさつする岸田外相=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問中の岸田文雄外相は22日、ソウル市内のホテルで両国の若者を招いて開かれた「日韓人材交流会」に出席した。交流会には日本での留学経験などがある韓国人約120人と韓国に留学中の日本人約10人が参加した。杉山晋輔外務審議官や別所浩郎駐韓日本大使、伊原純一アジア大洋州局長らも同席した。 岸田外相は「アンニョンハシムニカ(おはようございます)」と韓国語であいさつ。「日本と韓国の関係は大切な国と国の関係」と強調し、「両国関係が発展していくことはそれぞれの国の利益ばかりではなく、アジア太平洋地域、国際社会にとっても大変重要だ」と述べた。その上で、「関係発展のために皆さんが果たす役割は大変重要」と呼び掛けた。 21日に行われた韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官との会談に言及し、「国交正常化50周年を意義深い年にするため共に協力していくことで一致した」と説明し、「多くのイベントが用意されている」と伝えた。 文部科学省の副大臣として2002年のサッカーワールドカップ大会を担当していた経験も紹介。「日本と韓国が協力し、素晴らしい大会を開催することができた。懐かしい思い出として残っている」と振り返った。 また、「若い皆さんは日本と韓国の未来への懸け橋になる方々である」として、「これから皆さんが原動力となって、日本と韓国の関係を発展させ、未来を切り開いていくことを期待したい」と促した。 岸田外相は交流会後、ソウル市内の百貨店に入店している「くりーむパン」で有名な「八天堂」(広島県三原市)を訪れた。広島出身の岸田外相は「味を通じ韓国との交流が広がってほしい」などの趣旨の話をしたという。 岸田外相はソウルで21日に開催された韓国と日本、中国による3カ国外相会談に出席するために韓国を訪問した。外相に就任してから韓国を訪れるのは初めて。 kimchiboxs@yna.co.kr
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