会談前に握手を交わす(左から)岸田文雄外相、尹炳世長官、王毅外相=21日、ソウル(聯合ニュース)
会談前に握手を交わす(左から)岸田文雄外相、尹炳世長官、王毅外相=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と日本、中国の3カ国外相会談が21日、ソウルで開催された。3カ国外相会談が開かれるのは約3年ぶり。 韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官と中国の王毅外相、岸田文雄外相は3カ国協力関係の重要性を強調した。だが、日本が3カ国首脳会談の早期開催を呼び掛けたのに対し、中国は歴史問題の適切な解決を強調するなど、首脳会談の開催については温度差を見せた。議長国の韓国は今回の協議が首脳会談に発展できるよう努力することを強調した。 尹長官は冒頭発言で、「首脳会談と外相会談が3年間中断して協力が停滞し、3カ国の国民をはじめ国際社会に大きな失望を与えた」とした上で、「過去からの対立を克服できず、それに伴う不信と緊張がほかの分野の進展まで阻害した」と指摘。「3カ国外相が再び一堂に会し、3カ国国民と国際社会に希望のメッセージを与えた」と述べた。また、「3カ国協力が実質的に修復し、次の段階に進展できるよう共に努力することを望む」との考えを示した。 岸田外相は「緊密に連携し、3カ国が直面するさまざまな挑戦や課題に取り組むことが重要」と強調。「早期の(3カ国)サミット(開催)につなげていきたい」と述べた。 中国の王外相は「中国は韓国、日本との協力を重要視している。3カ国協力を妨げたくない」として、「今回の会議をきっかけに歴史を直視し、未来に向かうことで歴史問題を適切に処理し、3カ国協力が正確な方向に発展するよう取り組みたい」と語った。 会談は午後4時から始まる予定だったが、岸田外相の出席が遅れ、1時間以上遅く開かれた。会談には3カ国協力事務局の岩谷滋雄事務局長も出席した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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