【ソウル聯合ニュース】スイス・ジュネーブで2日(現地時間)から開かれている国連人権理事会に北朝鮮の外相として初めて李洙ヨン(リ・スヨン)氏が出席する中、ほぼ同時期に外務次官の申弘哲(シン・ホンチョル)氏が国連人権理事会の理事国を歴訪していたことが15日、分かった。複数の韓国政府筋が明らかにした。 朝鮮中央通信は10日、申氏がシリアに訪問したと報じたが、それに先立ちケニア、エチオピア、コートジボワールを歴訪していたという。 非同盟国との外交を担当するとみられる申氏が訪れたこれら3カ国はすべて国連人権理事会の理事国という共通点がある。申氏はこれらの国で、国連の北朝鮮人権非難決議の不当性を訴え、反対票を投じるよう要請したものとみられる。  北朝鮮の外相と外務次官が人権決議案の阻止するために奔走するのは、国連で同問題がこれ以上深刻化することを防ぐためとみられている。国連人権理事会は毎年、北朝鮮人権決議案を採択している。今年も今月下旬に決議案を上程する予定だ。 yugiri@yna.co.kr
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