13日午後8時27分ごろ韓国南西部海上に墜落した海洋警察ヘリ機体の一部や搭乗者の所持品と見られるものは先に発見されているものの、3名は行方不明。昨夜発見された1名は死亡が確認された。(提供:news1)
13日午後8時27分ごろ韓国南西部海上に墜落した海洋警察ヘリ機体の一部や搭乗者の所持品と見られるものは先に発見されているものの、3名は行方不明。昨夜発見された1名は死亡が確認された。(提供:news1)
13日午後8時27分ごろ、韓国南西部に位置する全羅南道(チョルラナムド)可居島(カゴド)の南側約2kmの海上で、西海地方海洋警備安全本部の海洋警察B-511ヘリコプターが墜落した。

 この事故により、1名が死亡、3名は行方不明で海洋警察と海軍が警備艦艇と照明弾などを動員して捜索作業にあたっている。

 またこのヘリは、13日午後から虫垂炎の症状を見せた7歳の少年を、木浦(モッポ)市内の病院に搬送するために午後7時40分に出動。操縦士のチェ警部補の他に、操縦士ペク警部補、整備士のパク警長、救急救助士のチャン巡査の4名が乗っており、着陸の過程で墜落した。

 事故発生から2時間後、呼吸の確認が取れない操縦士のチェ警部補を発見したが死亡。残りの3名は依然、行方不明のままである。事故ヘリの扉などの機体の一部や搭乗者の所持品と見られるものは先に発見されている。

 事故原因について様々な意見が出ているが、深い霧が原因だと推測されている。消防当局関係者らは、「ヘリ支援を要請したが、霧で消防ヘリを運航できずに撤収した」と述べ、一部の住民も「霧が深かった」と説明している。

 国民安全処などによると、事故現場の捜索には海洋警察艦艇13隻、海軍艦艇8隻、民間漁船12隻と航空機8機が作業にあたっているという。

 また海軍は、誘導弾高速艦と哨戒艦を移動するようにし、現場の照明を支援するためにP-3Cも出撃させた。

 海洋警察は事故現場付近で照明弾を上げ、捜索作業を進めていたが霧が深くて難航している。



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