リコール台数は現代自動車が26万5000台で最も多かった=(聯合ニュース)
リコール台数は現代自動車が26万5000台で最も多かった=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国土交通部は13日までに、2014年に韓国でリコール(無料の回収・修理)された自動車を432車種、87万台と集計した。件数、台数共に例年より大幅に増えた。 このうち韓国車が35車種、73万4000台、輸入車は397車種、13万6000台だった。 リコール台数は2009年の15万9000台(74車種)から翌年に27万1000台(137車種)と急増。2011年は26万9000台(196車種)、2012年は20万6000台(188車種)だったが、2013年には103万7000台(195車種)に再び急増した。現代自動車・起亜自動車の15車種、66万3000台がブレーキスイッチの接触不良でリコール対象になったことが主因だ。 昨年は数十万台規模の大量リコールはなく、台数は前年より少なかったものの、対象車種は122%増加した。5年前に比べると、車種は484%、台数は447%それぞれ増加した。 昨年のリコールをメーカー別にみると、現代が26万5000台で最も多い。スポーツ多目的車(SUV)「ツーソン」のエアバッグの欠陥で12万3000台がリコール対象となった。次いで、ルノーサムスンが18万6000台、韓国GMが13万4000台、双竜自動車が13万2000台。起亜は5000台にとどまった。 輸入車をみると、BMWが2万9000台、メルセデス・ベンツが2万3000台、トヨタ自動車が2万台などとなっている。 国土交通部の関係者は「自動車のリコールは9割ほどが政府の勧告によるもので、自発的なリコールは1割程度にとどまる。昨年リコール件数が多かったのは、以前より多くの不具合情報が寄せられている上、安全と消費者保護の面から政府が積極的に不具合の調査を行ったためだろう」と話した。最近は同じ部品を複数のメーカーが採用することもあり、こうした部品で欠陥が見つかれば、いくつもの車種が一斉にリコールするケースも増えたと説明した。 国土交通部はリコールの活性化に向け、自動車メーカーが不具合を確認しながらリコールを先送りすれば、罰金を科す方針だ。安全基準違反に対する課徴金の上限を現行の10億ウォン(約1億800万円)から100億ウォンに引き上げることも検討している。 mgk1202@yna.co.kr
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