【ソウル聯合ニュース】国際社会の北朝鮮制裁により、国際サッカー連盟(FIFA)の昨年の北朝鮮支援は計画していた支援額の0.5%にとどまった。米政府系放送局ラジオ自由アジア(RFA)が11日、報じた。 FIFAの報道担当によると、昨年、サッカーに関連した北朝鮮への支援額は約7700ドル(約93万円)だった。サッカー施設の芝生の整備と青少年・審判の研修費用に充てられた。 また、報道担当は「北朝鮮のサッカー人材の養成と施設拡充のために準備していた166万ドルを送金できなかった。FIFA本部が置かれているスイスの北朝鮮制裁により、国際金融システムを通じた北朝鮮のサッカー協会への送金ができない状況」と明らかにした。昨年の支援金も北朝鮮に直接送らず、FIFAが取引する海外の会社と機関を通じ提供されたという。 スイスの経済省経済事務局(SECO)と議会は国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議に従い、北朝鮮の銀行との金融取引を規制し、国連から違法行為に関与したと名指しされた北朝鮮の個人の旅行を禁じている。 FIFAは北朝鮮に対し、2001年の金日成競技場の人工芝張り替えをはじめ、サッカー協会の建物や北朝鮮代表の合宿所など6施設の補修・改修に200万ドルを支援してきた。 mgk1202@yna.co.kr
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