会見するリッパート大使=10日、ソウル(聯合ニュース)
会見するリッパート大使=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル市内の講演会会場で襲撃されて重傷を負ったリッパート駐韓米国大使が10日、ソウル市内の病院を退院した。 リッパート大使は5日午前、韓国市民団体「ウリマダン独島守護」代表の金基宗(キム・ギジョン)容疑者に刃物で切りつけられ、顔の右側に長さ11センチ、深さ3センチの傷を負って約80針を縫う手術を受けた。神経を損傷した左腕も接合手術を受けた。 リッパート大使は退院後、病院で会見し、「韓国国民の応援に感謝する」と述べた。また、韓国語で、「雨降って地固まる。共に進みましょう」と呼び掛け、両国の同盟関係に今回の事件が影響しないことを強調した。 体の状態については、「非常に良い」と述べた。「事件自体は怖かったが、子どもを抱っこし、妻を抱き締められる」とした上で、「腕はリハビリが必要だが大丈夫」と伝えた。 業務への復帰に関しては、「できるだけ早く復帰したい」と表明。「軍事的パートナーシップや経済・政治問題をはじめ、両国の協力関係に変化はない」と力説した。 警察は現場で金容疑者の身柄を拘束。6日に殺人未遂などの容疑を適用して逮捕した。金容疑者の自宅から押収した書籍の中に北朝鮮の体制を称賛するものが含まれており、国家保安法違反容疑も視野に入れて捜査を進めている。 kimchiboxs@yna.co.kr
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