公式歓迎式に参加した朴大統領(左)=(聯合ニュース)
公式歓迎式に参加した朴大統領(左)=(聯合ニュース)
【ドーハ聯合ニュース】中東4カ国を歴訪中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は8日午後(日本時間)、最後の訪問国カタールで、タミム首長と首脳会談を行い、両国間の実質協力策を協議した。 両首脳の会談は昨年11月以来約4カ月ぶり。前回は国交正常化40年を迎え、タミム首長がソウルを訪れた。 今回の会談では従来のエネルギー・建設分野での協力を一層強固にする一方、投資、保健・医療、原子力、情報通信技術(ICT)、文化など新しい分野を積極的に発掘・推進し、両国間の成長潜在力を実現する方策を模索した。 特に、朴大統領は2022年にカタールで開かれるサッカー・ワールドカップ(W杯)と関連し、競技場建設などのインフラ整備事業に韓国企業が参加できるよう支援を要請した。カタールはW杯を控え、1000億ドル(約12兆円)規模のインフラ整備事業を計画しており、大半は今年上半期中に入札が行われる見通し。韓国企業はこのうち、長距離鉄道、一般道路および下水処理、ワールドカップ競技場などの事業に参加する予定だ。総額290億ドルの規模で、この日の首脳会談により韓国企業の参加可能性が高まったと青瓦台(大統領府)は説明した。 両首脳はまた、カタール資本の韓国投資成果を早期に見いだすことでも一致した。 会談後、両国政府は▼原子力人材養成および研究開発協力▼外交官訓練協力▼観光協力▼教育協力――の4件の了解覚書(MOU)を締結した。  朴大統領は首脳会談に続き、両国のビジネスフォーラムに出席し、両国の企業関係者を激励して歴訪日程を終える。9日に韓国に帰国する。 csi@yna.co.kr
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