【ソウル聯合ニュース】韓国の公安当局は8日、米国のリッパート駐韓大使を刃物で切りつけて逮捕された市民団体代表、金基宗(キム・ギジョン)容疑者の自宅兼事務所から北朝鮮に関連する書籍など22点が見つかったと明らかにした。5日に事件を起こした金容疑者は、殺人未遂と外国使節暴行、業務妨害の容疑で逮捕されたが、国家保安法違反容疑を追加され13日までに検察に送検される可能性が高い。 警察は6日の家宅捜索で書籍やビラなど計219点の証拠品を押収。このうち22点については利敵性のある北朝鮮関連のものだとし、専門家に鑑定を依頼した。 警察関係者は「利敵表現物かどうかの判断は、北朝鮮に詳しい学者らのチームが下す」と述べた。 警察は利敵表現物の基準について、「これまでの判例などを踏まえ、北朝鮮で発行された書籍などは韓国の存立と安全、自由民主主義を脅かす表現物に当たる」との見解を示している。 警察当局などによると、金容疑者は1999年から2007年にかけて7回訪朝しており、金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去した2011年にはソウル市内で焼香所を設置しようとした。 sarangni@yna.co.kr
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