凶器で襲撃され、韓国・ソウル市内の新村(シンチョン)セブランス病院に入院中のリッパート駐韓米大使が早い回復をみせ、手術から6日後の11日に退院する。(提供:news1)
凶器で襲撃され、韓国・ソウル市内の新村(シンチョン)セブランス病院に入院中のリッパート駐韓米大使が早い回復をみせ、手術から6日後の11日に退院する。(提供:news1)
凶器で襲撃され、韓国・ソウル市内の新村(シンチョン)セブランス病院に入院中のリッパート駐韓米大使が早い回復をみせ、手術から6日後の11日に退院する。

 7日午後、リッパート大使の回診結果を説明する会見で医療陣は「貫通傷を負った手首と顔の傷が非常に危ない状況であったが、幸いに最悪の状況を脱している。抜糸が終わる翌日の11日に退院できる予定だ」と伝えた。

 整形外科専門のチェ・ユンラク教授は「初日にあった微熱が下がり、痛みもだいぶおさまった。腫れもひいてきて、手術から2日で状態が好転している」と状況を述べた。

 5日、市民団体「ウリマダン独島守り」の代表キム・ギジョン容疑者の攻撃を受けたリッパート大使は、セブランス病院で午前10時から12時30分まで2時間半に及ぶ手術を受けた。

 襲撃により、顔の右ほお骨からあごの下の方に長さ11cm、深さ3cmで、80針を縫うけがをした。

 左手首の傷に対する手術についてチェ教授は「病院に搬送された時は、感覚が鈍ってしびれると言っていたので、広範囲にわたって損傷していると予想された。しかし幸い、ナイフが入った経路が筋肉と筋の方向だったため、傷は深かったが神経の損傷はひどくなかったので、機能面でも大きな問題はないとみられる」と説明した。

 また「少なくとも4週間以上、縫合後、筋肉が回復すれば早い時期に手を使うことができるようリハビリを始めようと思う」とし、「6か月から1年ほどすれば、低下した感覚もよくなると思う」と述べた。

 ユン・ドフム延世大セブランス病院院長は、リッパート大使の顔の傷について「傷が頸動脈に近くて危険だったが、離れていてよかった」とし、「傷が口の方向ではなく、耳の方に向かっていたので、食事をするのも大きな問題はない」と説明した。

 また「韓国の整形の実力は、世界最高ではないか」とし、「ほおひげで傷が隠れそうなので、そういった面でも運がいいようだ」と述べた。


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