【ソウル聯合ニュース】米国のリッパート駐韓大使が5日午前、ソウル市内で刃渡り約25センチの刃物を持った50代の韓国人の男に襲われ、顔や左手首を切りつけられた事件を受け、両国は同盟関係に悪影響を与えないよう、緊密に協力することで一致した。 韓国の外交部当局者によると、安豪栄(アン・ホヨン)駐米大使は事件直後、米国務省のラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)と面談し、事件の事実関係を説明するとともに遺憾を表明した。両国は、今回の事件が政治問題に発展し、韓米同盟に否定的な影響を及ぼさないよう取り組むことで一致したという。 米国側は韓国側に対し、迅速に情報を共有し、関連措置を取っていることに謝意を表明したという。 シャーマン米国務次官が韓国・中国と日本の対立は3カ国すべてに責任があると発言したことが韓国内で反発を呼んだことについては、「発言が誤解を招き、こうした事件が起きたことで誤解が広がる可能性に対する懸念を共有し、韓国と米国で(誤解が)広がらないよう緊密に協力することが重要ということで一致した」と伝えた。 kimchiboxs@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0