【ソウル聯合ニュース】韓国芸能プロダクション大手のSMエンタテインメントとYGエンターテインメントが昨年、過去最高の売上高を記録したことが5日、分かった。 金融監督院電子公示システムによると、昨年のSMエンタテインメントの売上高は前年比6.8%増の2869億8000万ウォン(約312億円)を記録し、創業以来最高額となった。 SM側は「中国事業やニューメディア事業などが成長して売上高が増えた」と説明した。 営業利益は前年比15.3%減の343億3000万ウォン。海外における売上高の割合が高い日本での円安進行と、社屋移転費用などが影響した。  ただ、海外売り上げに占める日本の割合は2013年の71%から昨年の7~9月期は55.0%まで下がった。一方、同期間に中国の割合は17.9%から33.7%に増えた。 YGエンターテインメントは前年比34.4%増となる1563億1000万ウォンの売上高を記録し、同じく過去最高額となった。営業利益は同1.1%減の219億ウォンだった。デジタル音源の売り上げや、BIGBANGなど同社所属アーティストによる海外公演の収益が好調だった。 そのほかにも、昨年、新興企業向けコスダック市場に上場したFNCエンターテインメントは昨年の売上高が前年比21.1%増となる600億7000万ウォン、営業利益は同108.5%増の115億1000万ウォンとなった。同社にはガールズグループのAOAや人気バンドのFTISLAND、CNBLUEなどが所属している。 俳優ペ・ヨンジュンが設立したキーイーストも売上高が前年比27.9%増加した。 各社の売り上げ好調は、中国のエンタメ市場の拡大が影響しており、当分このような傾向が続くと分析される。 yugiri@yna.co.kr
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