北、脱北防ぐため破格的な「申告賞」実施へ

北朝鮮が、北朝鮮と中国の国境地域で相次ぐ脱北者を減少させようと、脱北する者を告発した住民へ大々的な賞を与えていることがわかった。3日、米国自由アジア放送（RFA）が報道した。

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　RFAはこの日、咸鏡北道（ハムギョンプクト）住民の話として「国境の豆満江周辺の密輸者を告発する住民へ破格の賞与措置が約束された」とし、これを伝えた。

　この消息筋は「ことし冬に入り、保衛部が珍しく脱北と密輸を取り締まっている」とし、「4回以上密輸や脱北者を申告すると、農民班長に昇進させるとの宣言も出た」と伝えた。

　このような方針によって、一部村では青年らを中心に監視隊が構成されることもあるという。

　また、RFAは北朝鮮-中国の国境地帯の警備隊員らも脱北者を摘発した場合、労働党入党という特別な計らいが付与される、とも報道。金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の就権後、脱北者問題対策を設けるため12軍団を新たに創設し、国境地域へ配置するなど懸命の「脱北阻止」が行われている。