サバハ首長と会談する朴槿恵大統領=2日、クウェート(聯合ニュース)
サバハ首長と会談する朴槿恵大統領=2日、クウェート(聯合ニュース)
【クウェート聯合ニュース】中東4カ国を歴訪中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は2日午後(現地時間)、最初の訪問国クウェートでサバハ首長と首脳会談を行い、エネルギー・建設分野を中心とした協力関係から、情報通信技術(ICT)や保健医療などの高付加価値の創出が可能な分野に協力範囲を広げることを提案した。 また両国は首脳会談とビジネスフォーラムなどを契機に、経済分野だけで保健医療協力など8件の了解覚書(MOU)のほか、新都市開発協力などに関する合意議事録を締結した。 締結された内容は▼保健医療▼交通▼石油ガス共同研究▼スマートグリッド▼建物・エネルギー効率共同研究▼韓国SKとクウェート国営石油化学工業会社(PIC)との包括協力▼BOPPフィルム(食品包装用およびテープ用フィルム)現地合弁工場設立▼韓国貿易保険公社とクウェート石油公社との協力――など。 このうち保健医療に関しては、クウェートからの患者誘致や医療陣の有料研修などによる経済効果が期待される。韓国青瓦台(大統領府)によると、同国は年間約3000人の患者を海外に送っているほか、医療分野のICT化を進めているため、保健医療とICT分野での協力拡大が可能という。 スマートグリッドに関しては、スマートグリッドを活用したエネルギー自立モデルをクウェートに普及させることで、エネルギー新産業の輸出に弾みがつくと期待される。交通・インフラや新都市開発の分野では、韓国企業の受注が今後期待される事業の総額が381億ドル(約4兆5600億円)に達すると見込まれる。 yugiri@yna.co.kr
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