朴大統領(左)と李丙ギ氏=(聯合ニュース)
朴大統領(左)と李丙ギ氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の青瓦台(大統領府)は27日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の秘書室長に情報機関・国家情報院の李丙ギ(イ・ビョンギ)院長(67)を起用する人事を発表した。大統領秘書室長は事実上、首相と並ぶ主要ポスト。 青瓦台の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は「国際関係や南北関係に詳しく、政務能力とリーダーシップを備え、大統領秘書室を統率して山積する国政課題について大統領を補佐し、国民と青瓦台の疎通の道を切り開くことが期待される」と人選の背景を説明した。 金淇春(キム・ギチュン)前秘書室長をめぐっては、相次ぐ首相や閣僚人事の失敗や青瓦台内部文書の流出問題などで責任があるとして、野党だけでなく与党内からも交代を求める声が出ていた。 今回の人事で、李完九(イ・ワング)首相の任命や青瓦台の組織改編、内閣改造などを終え、内部文書流出事件後に続けてきた組織改革が一段落することになる。下馬評にあがっていなかった現職の国家情報院長を起用するサプライズ人事は、国政運営に変化を与えるとの朴大統領のメッセージと受け止められる。 ただ、朴大統領については、人の意見を聞かず、側近ばかりを重用するとの指摘がある。再び古くからの側近を起用したことで、人事政策に対する批判が再燃しそうだ。 李丙ギ氏は外交官出身で、1985年に当時の民主正義党の総裁補佐役として政界入りした。国家情報院の前身である国家安全企画部の第2次長などを歴任。2007年にハンナラ党(現セヌリ党)の大統領選予備選で朴槿恵陣営の選挙対策副委員長に起用され、12年の大統領選では党のシンクタンク、汝矣島研究所(現汝矣島研究院)顧問として、朴大統領の助言役を務めた最側近の一人。慶応大客員教授の経験もある日本通で、朴政権発足後の13年に初代の駐日大使に抜てきされ、冷え込んだ両国関係の改善に取り組んだ。14年から国家情報院長を務めた。 kimchiboxs@yna.co.kr
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