韓国・京畿道華城(ファソン)で発生した銃乱射事件の犯人は70代の弟で、80代の実兄の財産権争いの過程で起きた惨劇だと確認された。

 警察によると27日午前8時25分ごろ、京畿道華城市の2階建て住宅1階で銃の発砲事件が発生。計4人が死亡した。

 死亡者はチョン某氏(86)とチョン氏の妻ペク某氏(84)、管轄南陽派出所の所長イ某氏(44)、そしてこの事件の犯人であるチョン氏の弟(75)と確認された。

 犯人であるチョン氏の弟は兄夫婦と派出所の所長を殺害したあと、現場で自殺した。

 2階にいたチョン氏の嫁と息子は事件発生後、2階から飛び降りて負傷した。亡くなったチョン氏の息子はこの日午前9時30分ごろ、「叔父が銃で両親を撃った」と通報した。

 警察関係者は、兄弟間の財産権争いにより起こった事件と見ている。

 警察は負傷した嫁が「(容疑者である)叔父が酒さえ飲めば酔った状態で家に戻ってきて、お金をくれと言った」とし「きょうも家を訪ねてきて、父親に金をくれと脅迫した」と陳述したと明らかにした。

 近隣住民によるとチョン氏兄弟は、日頃から財産権問題で争いが絶えなかったという。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0