韓国を代表する伝統食であるキムチの中国への輸出が再開する。これまで輸出を阻んでいた衛生基準が変わり、早ければ4月から中国への輸出が可能になる。(提供:news1)
韓国を代表する伝統食であるキムチの中国への輸出が再開する。これまで輸出を阻んでいた衛生基準が変わり、早ければ4月から中国への輸出が可能になる。(提供:news1)
韓国を代表する伝統食であるキムチの中国への輸出が再開する。これまで輸出を阻んでいた衛生基準が変わり、早ければ4月から中国への輸出が可能になる。

 26日、韓国・農林畜産食品部の関係者は「中国が自国の漬物野菜に対する衛生基準改正案を行政予告し、4月8日まで業界からの異議定期を受け付けると明らかにした」とし、「特に異議がなければ改正された衛生基準が発効され、これによって韓国産キムチの輸出が可能になる」と述べた。

 これまで中国は、韓国産キムチを漬物野菜に分類し、大腸菌群の数が100gあたり30個を超えないようにしてきた。土からとった白菜やヤンニョム(キムチの漬けダレ)を和えて発酵させたキムチは、大腸菌数が相当多く、2013年以降、輸出を全面中断された。

 今回改正された漬物野菜の衛生基準によると、キムチのような非滅菌発酵製品に対しては、大腸菌群数に対する基準がほとんどなくなったという。非滅菌発酵製品以外の漬物野菜の場合は、サンプル5つを検査し、そのうち2つまでで大腸菌群数が最少10個から最大1000個で適合するというように変わった。残り3つのサンプルでは大腸菌群数が10個以下でなければならない。

 韓国・農林畜産食品部の関係者は「韓国は、中国産キムチを輸入する際に大腸菌群の検査を実施していない。中国政府に韓国産キムチに対しても大腸菌群数の検査をしないよう要求してきた」とし、「今回、衛生基準が改正されれば、最大限早く輸出が再開できるよう中国政府と交渉していくつもりだ」と述べた。

 韓国は、日本とアメリカ、台湾、ベトナム、中東などに1億ドル(約120億円)分のキムチを輸出してきた。しかし2013年に中国への輸出が全面中断され、その年のキムチ輸出額は9000万ドル(約107億円)に減少した。

 その間、中国産キムチの輸入は大幅に増えた。大韓キムチ協会などによると、中国産キムチは2011年以降、年間20万トン以上が輸入されており、2013年に韓国に輸入された中国産キムチは1742万ドル(約21億円)に達したという。


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