【大邱聯合ニュース】第2次世界大戦中、三重県の紀州鉱山に強制連行され、死亡した朝鮮人を追悼する碑を設置した日本の市民団体「紀州鉱山の真実を明らかにする会」の佐藤正人さんと金静美(キム・チョンミ)さんが、追悼碑の寄付について協議を行うため、26日に韓国の慶尚北道議会を訪問する。 紀州鉱山は石原産業により1938年から1978年まで運営された。強制連行された朝鮮人約1000人が労働を強いられた。 石原産業が1946年に作成した名簿には韓国人729人が含まれており、そのうち江原道出身が545人、京畿道出身が97人、慶尚北道出身が63人となっている。このうち死亡が確認されたのは35人。 同団体は2008年に鉱山のあった三重県熊野市と、運営元の石原産業に追悼碑建設の支援を要請したが拒否され、土地を自ら購入し、2010年3月に追悼碑を建てた。 また同団体は昨年2月、慶尚北道に対し追悼碑を寄付する意思を伝え、道が追慕公園を造成し管理することを求めていた。 慶尚北道は国が「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者支援に関する特別法」に基づき、追悼空間の造成などの事業については予算を支援することを踏まえ、犠牲者の多い江原道、京畿道と共同で推進する案を用意する方針だ。
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