北朝鮮、昨年中国から自動車やテレビなど10億ドル分を輸入

北朝鮮が昨年、中国から大量のLCD TVを輸入したと24日、米国自由アジア放送（RFA）が報じた。

　RFAはこの日、中国税関資料を引用し、北朝鮮が中国からLCD TVと携帯電話、パソコンなどの電子機器の輸入量を増やしているとし、このように伝えた。

　RFAによると北朝鮮が中国から輸入したLCD TVは2014年だけで67万台で、2011年の1万台に比べ、大幅に増えたという。金額では5500万ドル分だ。

　反面、穀物輸入量は昨年9万5000トンで、2013年14万3000トンに比べ3分の1ほどの量に減少した。

　RFAは中国から輸入された機械や自動車、電子機器を合わせた金額が10億ドルに達しており、これは穀物や鉄鋼、繊維、食糧などの輸入規模を合わせたものより多いと伝えた。

　またRFAは「これは市場の発達に伴う北朝鮮経済の成長を示す側面がある」とし「今後、電子機器の輸入はさらに増えるだろう」と見通した。