【ソウル聯合ニュース】国連は11日、対北朝鮮人道支援予算として今年は1億1100万ドル(約132億円)が必要だと明らかにした。米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が12日報じた。 国連人道問題調整室(OCHA)は報告書を通じ、世界食糧計画(WFP)、国連児童基金(ユニセフ)、世界保健機関(WHO)、国連食糧農業機関(FAO)、国連人口基金(UNFPA)など、国連機関の北朝鮮支援事業予算を策定し国際社会に寄付を訴えた。 国連の北朝鮮支援事業予算は2011年に2億1900万ドル、12年に1億9800万ドル、13年は1億4000万ドル、昨年は1億1500万ドルと年々減っている。 また、12年に寄付金として集まったのは予算の60%、13、14年は42%と年々減少している。 昨年は予算不足で、600万人の子どもを含む730万人の北朝鮮住民に十分な支援ができなかったとしている。 国連によると、現在1800万人の北朝鮮住民が必要な栄養を摂取できていない状態で、5歳未満の子どもの28%が慢性的な栄養失調だという。 国連は毎年、対北朝鮮支援予算の60~70%を食糧支援に、残りを飲料水、衛生、保健、教育事業に割り当てている。 sjp@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0