韓国統一部「李明博前大統領の回顧録内容」に不快感示す

イム・ビョンチョル統一部スポークスマンは6日の定例会見で「政府が回顧録に対して断言するのは適切でない」と述べた上で、「前職大統領が回顧録を通して明かした内容について言及すること自体が、適切ではないと見る」と不快感を示した。

　これを前に北朝鮮は5日、祖国平和統一委員会の報道官談話を通し、李明博前大統領が回顧録を通して明かされた南北間の極秘接触などについて、「あえて南北首脳会談問題を出し、その議論過程を完全に捻じ曲げた」とし「くだらない醜態だ」と強く反発していた。

　今月初めに出版された李明博前大統領の回顧録では、北朝鮮が南北首脳会談の開催を提案し、その見返りとして大規模な経済支援などを求めたという内容が含まれていた。