【世宗聯合ニュース】韓国で先月1日からたばこの価格が1箱当たり2000ウォン(約213円)値上げされたのに伴い、値上げ前の価格のまま販売されている免税店でたばこを購入する人が増加していることを受け、韓国政府が免税店のたばこ価格を現在の1900ウォンから2700ウォン程度に値上げすることを検討していることが分かった。政府関係者が2日、明らかにした。 関係者によると、企画財政部は最近懇談会を開き、免税事業者やたばこメーカー、関税庁などと免税店のたばこの引き上げについて意見交換した。 同部はこの席で、免税のたばこ1カートンの価格を7ドル(約823円)引き上げ、免税事業者とたばこメーカーが自発的に引き上げ分の半分を公益基金とする案を提案した。 免税事業者やメーカーは、免税品の値上げの必要性は認識しており、基金の趣旨には同意したものの、自発的な基金の運営などについて問題を提起したという。 企画財政部関係者は「政府案が出たのではない」とした上で、「いろいろな案を検討しており、これについて業界の意見を集めている段階」と説明した。 政府はたばこの値上げ後、たばこの市中価格と免税品の価格差が大きく、免税店でのたばこの買い占めが行われたため、差を減らし、基金を確保する案を検討してきた。 yugiri@yna.co.kr
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