【ソウル聯合ニュース】景気低迷で消費が伸び悩む韓国で、昨年のコーヒーの輸入量が過去最高を記録した。 コーヒー業界と関税庁によると、昨年のコーヒー豆や粉末製品の輸入量は13万9764トンで前年の12万1707トンから14.8%増えた。 過去最高を記録した2011年の13万733トンを上回った。 輸入規模は10年が11万7721トン、11年が13万733トン、12年が11万5374トン、13年が12万1707トン。 昨年の輸入額は5億9541万5000ドル(約700億円)で前年比18.2%増加した。 11年にコーヒー豆の価格が急騰したため、12年は一時的に輸入量が減ったが再び増加傾向にある。 ここ数年でコーヒー専門店が急激に増えたことや、コーヒーを楽しむ文化が定着したことが輸入量の増加につながった。 また、12年に韓米自由貿易協定(FTA)が発効し米国からのコーヒー豆輸入価格が下落したことも要因になったとみられる。 韓国農水産食品流通公社の調査によると、13年時点で1週間にコーヒーを口にする回数は12.3回と、白菜キムチ(11.8回)、白米(7回)より多かった。 今年もコーヒー消費量の増加傾向は続くと予想される。 製菓・製パン大手のパリバゲットは高品質の「カフェアダージョ(Cafe Adagio)」を発売した。 また、マクドナルドはコーヒーブランド「マックカフェ」の価格を最大600ウォン(65円)値下げするなど、関連業界がコーヒー市場攻略を強化しているのもコーヒー文化の定着を受けたものとみられる。 sjp@yna.co.kr
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