韓国で、戦闘機整備代金の水増し請求に荷担した疑いにより予備役の空軍中将に逮捕状が請求された。(写真は戦闘機KF-16 / 提供:news1)
韓国で、戦闘機整備代金の水増し請求に荷担した疑いにより予備役の空軍中将に逮捕状が請求された。(写真は戦闘機KF-16 / 提供:news1)
韓国で、戦闘機整備代金の不正に荷担した疑いにより予備役の空軍中将に逮捕状が請求された。

 防衛事業不正合同捜査団は28日、業者代表とともに戦闘機の整備代金200億ウォン(約21億7000万円)をだまし取った容疑(特定経済犯罪過重処罰法上 詐欺)で予備役中将のチョン氏(67)に対して逮捕状を請求したことを明らかにした。

 警察によると、チョン氏は2006年に転役後、航空機部品の輸入・販売業者「ブルーニアー」の副会長として勤務しながら、業者代表パク氏(53)とともに戦闘機の部品を購入・交換したかのように虚偽の書類を作成し、整備代金200億ウォンをだまし取った疑いがもたれている。

 チョン氏は実際の輸入を縮小申告する方法で、軍から数千万ウォン(数百万円)相当をだまし取った疑いもある。合同捜査団は27日にチョン氏を逮捕し、調査した後、その日に逮捕状を請求した。パク氏ら「ブルーニアー」の役職員は、2006年12月から2011年11月まで、戦闘機の部品を購入・交換したように書類を作成して、防衛事業庁、空軍軍需司令部などに提出した整備代金名目で66回に渡り、計240億7895万ウォン(約26億1100万円)を受け取った容疑で裁判にかけられる。

 彼らは協力会社を動員して、虚偽の取引免税書と税金計算書、技術検査書類などを作成する方法で、整備代金を水増ししたとされている。また、パク氏から「戦闘機整備原価を有利に算定して欲しい」という趣旨の請託とともに4回に渡って4500万ウォン(約490万円)を受け取った容疑で、前防衛事業庁事務官キム氏(63)も起訴された。

 「ブルーニアー」は2006年9月から20111年9月までの間に、防衛事業庁、空軍軍需司令部などと戦闘機KF-16などの航空機部品を整備する契約を32件締結した。契約の規模は457億ウォン(約50億円)に及ぶ。


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