ドーピング陽性の朴泰桓　来月スイスで聴聞会

【ソウル聯合ニュース】北京五輪競泳の金メダリスト、朴泰桓（パク・テファン、２５）がドーピング検査で陽性反応を示したことに関連し、大韓水泳連盟は２８日、国際水泳連盟（ＦＩＮＡ）から２月２７日午前８時半（現地時間）にスイス・ローザンヌで朴に関する聴聞会を開催するという内容の電子メールが送られて来たと明らかにした。　メールは２７日に来たという。ローザンヌにはＦＩＮＡの本部がある。　聴聞会の内容が朴の懲戒処分の有無などを決めるとみられる。　大韓水泳連盟は２７日、朴が仁川アジア大会に向け調整していた昨年９月初めにＦＩＮＡが実施したドーピング検査で陽性反応を示したことを明らかにした。　朴側はソウルの病院で健康管理などを受けた際に、病院で打たれた注射が陽性反応の原因だと説明している。　この病院で注射を受ける際に成分や禁止薬物が含まれていないかについて何度も確認したが、担当医師は問題ないと主張したという。　だが、注射には筋肉の発達や骨格の増強を促す禁止薬物のテストステロンが成分として含まれていたことが分かった。　朴側はソウル中央地検に捜査を依頼し、病院側の法的責任を追及すると主張している。　ただ、病院側の過失が認められてもドーピングで摘発された選手の免責事由にはならないため、朴に対するＦＩＮＡの懲戒処分は避けられない見通しだ。 sjp@yna.co.kr