韓国大統領府を爆破すると脅迫した容疑者カン氏(写真中央)が27日、事件を管轄する京畿(キョンギ)地方警察庁に到着した。(提供:news1)
韓国大統領府を爆破すると脅迫した容疑者カン氏(写真中央)が27日、事件を管轄する京畿(キョンギ)地方警察庁に到着した。(提供:news1)
韓国大統領府を爆破すると脅迫した容疑者カン氏(22)が27日、事件を管轄する京畿(キョンギ)地方警察庁に到着した。

 27日午後5時30分ごろ、黒いフード付きのコートを着てキャップをかぶり、マフラーなどで顔を覆って京畿地方警察庁に到着したカン氏は、取材陣から飛び交う質問に沈黙のままサイバー捜査隊がいる別館1階に移動した。

 続けておよそ10分後、カン氏の父親で鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長の前補佐官も警察庁に到着したが、同じように言葉はなく調査室へと向かった。

 カン氏は午後4時ごろ、父親と共にフランス・パリから大韓航空機で仁川空港に到着した。警察は空港でカン氏に対する逮捕令状を執行し、京畿地方警察庁に押送して調査に入った。

 警察はカン氏がなぜ爆破予告をしたのか、フランスへと旅立った理由、出国後の行程、接触した人物、共犯の有無などを調査する計画である。

 カン氏は17日午前6時ごろ、自身のSNSに「大統領の自宅と大統領府のキム・ギチュン秘書室長の自宅を爆破する」というコメントを数回に渡って掲載し、続けて25日午前2時39分から5回に渡って「大統領府を爆破する」という脅迫電話をかけた容疑を受けている。

 爆破予告を受けた警察は、軍とともに大統領府や大統領の自宅、キム室長の自宅近隣に出動し、捜索をしたものの、特に変わったことはなかった。

 家庭の事情で軍を除隊し、復学の準備中だったカン氏は、昨年12月13日に両親に内緒でフランスへと旅立っていた。現在のところ、前科はないとされている。


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