韓国大統領府を爆破すると脅迫した20代の容疑者が、鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長(写真)の前補佐官の息子であることがわかった。(提供:news1)
韓国大統領府を爆破すると脅迫した20代の容疑者が、鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長(写真)の前補佐官の息子であることがわかった。(提供:news1)
韓国大統領府を爆破すると脅迫した20代の容疑者が、鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長の前補佐官の息子であることがわかった。

 26日、国会議長室、ソウル地方警察庁などによると、25日未明から大統領府に電話をかけて「大統領府を爆破する」と脅迫した容疑者は、チョン議長の国会議員会館事務室に勤務してきたカン前補佐官の息子(22)だという。

 カン前補佐官は、昨年6月にチョン議長が国会議長に就任してから、議員会館事務室で、補佐官、議長室では行事担当秘書官などを務めてきた。

 カン前補佐官は、息子が17日にフランス・パリのゲストハウスからTwitterで朴槿恵(パク・クネ)大統領や大統領府のキム・ギチュン秘書室長の自宅を爆破するというコメントを掲載したことを、捜査に出た警察から伝え聞いたという。

 これにより、カン前補佐官は辞表を提出し、息子を引き留めるためにフランスへと発ったが、息子は25日午前2時39分から2分間隔で5回に渡って大統領府に電話をかけて脅迫した。

 警察関係者は「容疑者が『正午までに意志を見せなければ大統領府を爆破する』と言ったが、具体的な不満内容については言わなかった」と明らかにした。

 容疑者は脅迫など同種の前科はないが、過去に精神病を患ったことがあると伝えられている。また昨年12月に旅行目的でパリに一人で旅立ち、現在特に職には就いていないという。

 警察は、カン前補佐官がパリに行って本人を説得し、自ら出頭してくるのを待つ。自ら帰国しない場合には、現地の警察駐在官、インターポール(国際刑事警察機構)などを通じて強制送還する方針。

 事件当日、大統領府周辺では爆発物などは発見されなかったが、軍や警察が出動する騒ぎとなった。

 警察は、カン前補佐官の息子を韓国国内に送還し、脅迫と偽計による公務執行妨害容疑などによって立件する予定である。

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