【仁川聯合ニュース】韓国・仁川市内の保育園の女性保育士(25)が園児に対し常習的に暴行を加えていた事件で、警察は23日、同保育士を逮捕した。 拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行った仁川地裁は同日午後、「児童虐待が持続的に行われていたものとみられる。被害を受けた園児が多く、被害が重い子供もいることなどを考慮した」と説明。その上で「証拠隠滅および逃走の恐れがある」として、令状を発付した。  保育士は常習的な虐待を認めるかとの取材陣の問いかけに、「申し訳ありません。本当に申し訳ありません」と答えた。 同保育士は昨年3月から最近まで仁川市内の保育園で、授業についていけなかったり、指示に従わなかったりした園児の頭を殴るなど、園児12人を常習的に虐待していた疑いが持たれていた。 保育士は21日に行われた警察の取り調べで、警察が確保した虐待と思われる映像63件に関してはほとんど認めたが、映像が確保されていない園児の保護者による被害証言は一部のみ認めた。保育士は虐待の理由について、「学習効果を高めるため」と述べたという。警察は他にも虐待がなかったかなど調べを進め、近く送検する方針だ。  また同事件を捜査中の仁川三山警察署は同日午後5時ごろ、保育士が勤務する保育園の園長(65)についても出頭を命じ、取り調べを行っている。 警察は園長が保育士による虐待を知っていたのか、また事件発覚後、他の保育士を呼んで口止めをしたのかなどについて調べを進めている。  仁川市内の別の保育園でも今月、女性保育士(33)が園児への暴行容疑で逮捕されており、韓国では保育士による虐待が社会問題化している。 yugiri@yna.co.kr
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