【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が23日発表した昨年10~12月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比0.4%増と、9四半期ぶりの低水準となった。 2014年の成長率は3.3%にとどまった。前年の3.0%を上回ったが、1年前に韓国銀行が予想した4%台には程遠い。 四半期別の成長率は2012年7~9月期の0.4%から2013年7~9月期には1.1%まで回復した後に鈍化し、旅客船沈没事故が発生した昨年4~6月期は0.5%に落ち込んだ。7~9月期は0.9%と持ち直すかにみえたが、10~12月期は再び後退した。 韓国銀行は昨年10~12月期の成長率鈍化について、携帯電話購入の補助金を規制する端末機流通構造改善法の施行と、税収不足による政府支出の縮小を要因に挙げた。 10~12月期を部門別にみると、建設投資が9.2%減少、輸出も0.3%減少した。民間消費は0.5%増にとどまった。 特に輸出は、前期(2.2%減)に続くマイナスとなった。2四半期連続減少は2008年10~12月期から2009年1~3月期に記録して以来。 一方、前期(0.5%減)に低調だった設備投資は、運送装備と機械類が増え、5.6%のプラスに転じた。知的財産生産物投資も0.1%増加した。 経済活動別では、製造業が0.3%減少した。輸出と同じく、2009年1~3月期以来となる2期連続のマイナスとなった。建設業も土木建設を中心に3.3%減少した。サービス業は0.7%増加したものの、前期(1.4%増)に比べ鈍化した。 部門別は通年でも低調だった。中でも民間消費は前年比1.7%増にとどまり、2009年(0.2%増)以来5年ぶりの低水準だった。建設投資は1.1%増、輸出は2.8%増で、前年に比べると伸び悩んだ。 昨年の実質国民総所得(GNI)は交易条件の改善に後押しされ3.8%増加したものの、前年(4.1%増)を下回った。 mgk1202@yna.co.kr
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