【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は22日、北朝鮮脱出住民(脱北者)団体が19日に北朝鮮の体制を非難するビラを風船に付けて北朝鮮側に飛ばした際、米国の人権団体メンバーらが参加したことについて、「表現の自由の領域で、強制的に規制することはできない」と述べた。その上で、「ビラ散布に対する政府の基本的な立場は外国人にもそのまま適用される」との姿勢を示した。 「韓国に滞在する外国人は法律で定めた場合を除き、政治活動をしてはならない」とする出入国管理法に違反したとの指摘に対しては、「統一部の担当ではない」と回答を避けた。 北朝鮮が依然としてビラ散布に強く反発していることに関しては、「北も新年の辞で明らかにしたように、南北対話と交流の必要性は認識している」とした上で、「自分たちに有利な環境をつくるため、(ビラ散布問題を)提起していると思う」との考えを示した。 北朝鮮の朝鮮中央通信によると、対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の報道官は21日、韓国政府がビラ散布を制止しない場合、韓国の対話提案を拒否する可能性があることを示唆した。 kimchiboxs@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0