児童虐待対策発表へ　保育士の待遇改善やカメラ拡大＝韓国

【ソウル聯合ニュース】保育園で保育士が園児を暴行する映像が公開され、児童虐待が社会問題化していることを受け、韓国政府は今週中に関係閣僚会議を開き、児童虐待根絶に向けた総合対策を打ち出す方針だ。教育部や文化体育観光部、保健福祉部など６官庁が２２日、朴槿恵（パク・クネ）大統領に報告した今年の業務計画で明らかにした。　会議では保育士の採用、養成、勤務環境、処遇などに関する中長期的な対策が議論される。黄祐呂（ファン・ウヨ）社会副首相兼教育部長官は「保育士の待遇があまりにも悪い」として、待遇改善に取り組む考えを明らかにした。　教育部は幼稚園などで児童虐待が発生した場合は運営を停止させ、園長や教師に対して園の運営、就労が不可能になるよう処罰規定を強化する方向で関連法を改正する計画だ。監視カメラを設置する幼稚園の割合を現在の８０%から来年には９０%に拡大する。保育園に対しては、与野党が監視カメラの設置を義務化する法制定を行う方針だ。　 kimchiboxs@yna.co.kr