日本から韓瑞(ハンソ)大学(忠清南道瑞山市海美面大谷里)に留学中の男性A氏(21)が今月3日、大学寮から姿を消した。韓国の警察が調査に着手した。

 21日、瑞山(ソサン)警察署によると、A氏は3日午後3時ごろ、友人に「ソウルに行って来る」という言葉を残したまま寮を後にし、現在まで戻って来ていないという。

 警察はその間、戦闘警察および警察官、消防隊、自律防犯隊員、住民など一日平均100人余りの人材を動員し、学校近隣の山などを捜索したが、特別な痕跡は発見できなかった。さらに20日には、ヘリコプターや潜水部も投じて学校近隣を捜索したが、何の手掛かりも探せなかった。

 学校側は「同学生の携帯電話が繋がらない」という家族の連絡を受け、行方不明から13日経った15日に警察に捜索願を出した。

 日本で息子の失踪を知った両親は22日に韓瑞(ハンソ)大学を訪問する予定だ。21日には、A氏の父親の知人が先に大学を訪れ、警察と共にA氏の捜索を行っている。

 警察は「失踪事件はすぐに通報しなければならない。遅くなると、失踪者を探すのが難しくなる恐れがある」と話した。

 韓瑞(ハンソ)大学関係者は「長期休みには寮の学生も(長期で)外に出ることが多い。外国人学生は出国時まで寮使用を許容する。長期休みのうちは特別な管理はしない」と説明した。

 警察はA氏捜索のため、瑞山市やソウル特別市のバスターミナルなどのCCTVを確認している。また、学校周辺の捜索も継続中だ。

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