【ソウル聯合ニュース】韓国政府と業界の貿易障壁解消に向けた努力にもかかわらず韓国からの輸出品に対する海外の輸入規制が強まっていることが21日、韓国貿易協会の調査で分かった。 調査結果によると、韓国の輸出品に対する外国の輸入規制措置は昨年末現在、26カ国、167件で、1年間で26件(18.4%)増加した。実施中の規制125件に加え、規制のための調査42件が含まれた。 輸入規制は2010年の119件(20カ国)から2011年は111件(21カ国)に減少したが、2012年は120件(18カ国)、2013年は141件(20カ国)と3年連続増加した。 規制増加は世界の景気低迷の長期化に伴い、鉄鋼金属、石油化学など苦戦している自国の基幹産業を保護しようと戦略的に輸入規制を活用する国が増えたためとみられる。 特に、主要新興国の輸入規制の動きが顕著になっている。昨年増加した26件の規制のうち、インドの規制が8件で最も多く、次いでマレーシア4件、インドネシアとトルコがそれぞれ3件、米国、カナダ、オーストラリア、ブラジルがそれぞれ2件となった。 産業別では鉄鋼金属が14件、石油化学が8件で大半を占めた。類型別では、緊急輸入制限(セーフガード)が14件で最も多かった。
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0