事件を捜査中の警察は19日、キム君のパソコンを復元し、Twitterでトルコ在住者のTwitterとメッセージのやり取りを行っていた事実を明かした。
警察によると、彼らがやり取りしていたTwitterメッセージ中「僕たち、sure spotで会話しよう」という内容を確保したという。「sure spot」とは、サーバーを介さずに携帯電話間で1対1で交信する個人暗号メッセンジャー。サーバーを介さないため、痕跡が残らないのが特徴だ。
これにより、キム君が現在トルコに住んでいる人物と暗号メッセンジャーを利用してイスラム国(ISIS)関連の会話をしていた可能性が挙げられている。
これを前に警察は、任意提出されたキム君のパソコンからISISの兵士と推測される人物4人が銃で武装し、ISISを象徴する旗を手にしている写真など、ISISと関連性のある写真計4点を確認した。
警察の調べによると、ソウルの某中学校を中退したキム君は去る8日、教会の知人A氏と共にトルコへ入国。その後、10日に行方不明となった。
A氏は12日、現地の韓国大使館へキム君の失踪届を提出し、自身は17日午後に韓国へ帰国。また、キム君を探すため15日、トルコに向けて出国したキム君の父親も18日に帰国した。
キム君が行方不明となったトルコ・キリスと隣接するシリア北部地域は、外国人が国境を越えてISISに加担する経路のひとつとして知られる。
一方、19日、カン・シンミョン警察庁長は同事件の捜査を関連し、「キム君の家族、キム君と同行したA氏などに対する一次調査を終え、前後関係を捜査している」と明かした。
カン警察庁はこの日午前、ソウル市内にある警察庁舎で定例記者会見を行い、「詳細を発表することはできないが、各種資料の任意提出を受けて分析し、外交部と効率的に失踪者を帰国させるよう協力している」と語った。
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