業務報告で発言する朴大統領=19日、ソウル(聯合ニュース)
業務報告で発言する朴大統領=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は19日、朴槿恵(パク・クネ)大統領に報告した2015年業務計画で、韓米連合防衛体制の強化に向け、両国合同の定例軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」と「キー・リゾルブ」、同合同野外機動訓練「フォールイーグル」を実施する計画を明らかにした。 キー・リゾルブとフォールイーグルは計画通り3月初めに実施される。北朝鮮はこの二つについて、実施を中止するなら北朝鮮も核実験を一時中断すると言及しており、南北関係にも大きくかかわる。 国防部の高官は、「国防部は業務報告でも韓米連合体制の強化を重要な課題に挙げた。韓米合同演習は今後も一貫して実施していくべきとの立場だ」と説明した。同演習は堅固な国防の核となるもので、これに対する北朝鮮の要求を国防部としては受け入れられないと強調した。 同高官は、韓米合同軍事演習に対する北朝鮮の主張を高度な心理戦と見ている。核開発を進める原因が韓米合同演習にあるかのように導くのが狙いで、南北関係の責任を同演習に転嫁していると指摘した。 別の高官は「キー・リゾルブとフォールイーグルは3月初めから予定通り実施される。現時点では実施規模も計画通り」と伝えた。 昨年のキー・リゾルブには、在韓米軍と海外駐留兵力を含め5200人の米兵が参加した。フォールイーグルには韓国軍の師団級以上の部隊などが参加した。 一方、国防部は9月にニュージーランドで行われる、大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に基づく多国間訓練に参加する意向を示した。韓国は2005年にオブザーバー参加した後、2009年に海上阻止訓練に初参加、2010年と2012年は訓練を主催した。 mgk1202@yna.co.kr
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