【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」は18日、韓国政府が実施を求める南北離散家族の再会について、対北朝鮮制裁の解除が第一の条件になると主張した。 同サイトは朝鮮戦争で生き別れになった離散家族の再会に絡み、2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け同年5月から韓国が実施している対北朝鮮制裁措置について言及。「最も先になくさなければならない措置をどうして続けているのか」と問いかけ、同措置が同じ民族の再会や協力、交流を妨げていると非難した。 ほかに韓米合同軍事演習や韓国民間団体による対北朝鮮非難ビラの散布を挙げ、「銃砲声が響くなかで家族や親戚が情を分かち合うことができないのは自明だ」と主張した。 韓国政府は昨年末、大統領直属の統一準備委員会名義で離散家族再会など南北間の相互関心事について議論するため1月中に当局者会談を行うことを北朝鮮に提案したが、北朝鮮側から正式な返答はない。 同サイトはまた、韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体「自由北韓運動連合」の朴相学(パク・サンハク)代表が米国の人権団体と共に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の暗殺を描いた米コメディー映画「ザ・インタビュー」のDVDを20日ごろ北朝鮮に向け飛ばす計画を立てていることに関し、背後に米国がいると主張した。朴代表は韓国政府からDVD散布の自制を求められているが、実施するかどうかをまだ明確にしていない。 sarangni@yna.co.kr
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