17日に入手したチョ前副社長と大韓航空のヨ客室担当常務などに対する起訴状によると、ヨ常務は昨年12月6日にチョ前副社長の指示によって他の飛行機に乗って帰国したパク事務長を大韓航空本社に呼んだという。
ヨ常務はその場でパク事務長に、チョ前副社長の機内での暴言などについて明かさず「事務の業務が未熟で自ら、機長の合意のもとに飛行機を降りた」と虚偽内容を綴った経緯書を書かせた。
パク事務長が経緯書に「これからも一生懸命頑張ります」と書いていると、ヨ常務は「『どんな罰でも受けます』と書かなきゃ。全部自分の過ちだと言わないといけないだろ」と言ったという。
パク事務長は「今回のことに責任を痛感し、どんな処罰も受けます」という文句を経緯書に書いた。
ヨ常務はそれにとどまらず、パク事務長に始末書を書くように言ったが、パク事務長が「なぜ始末書を書かなければならないのか、わかりません」と拒否。するとヨ常務は「あんたも会社に長くいなきゃならないだろ。定年まで働きたくないのか?」と言って、指示に従わなければ不利益を与えると脅迫したのだ。
さらにヨ常務は12月8日、国土交通部の調査を前に、チョ前副社長は直接飛行機を降りるよう指示していないこと、移動距離も実際より短く陳述するよう、パク事務長に指示した。
パク事務長が「国土交通部は政府機関なので、嘘の陳述はできない」と言うと、ヨ常務は「何が政府の機関だ。みんな大韓航空から行った人たちなんだから何の問題にもならない。今回さえ解決すれば面倒見てやるから」と懐柔した。
ヨ常務はパク事務長の調査の場に同席し、パク事務長の陳述を聞いていた。パク事務長への質問にも関わらず、ヨ常務は割り込んで答えたり、虚偽の陳述を誘導したりして、調査が終わった後にはパク事務長に自筆の確認書を虚偽作成させた。
ヨ常務は7日に、強要、偽計による公務執行妨害と証拠隠滅、証拠隠蔽容疑でチョ前副社長とともに拘束起訴された。
チョ前副社長などに対する初公判は、19日午後2時30分からソウル西部地検で行われる。
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